101%メモ

幾原邦彦作品等について語るブログ

『花冠のマドンナ』レオノーラと天上ウテナ。二人の性格について。

「少女革命ウテナは『原作さいとうちほ』と言ってもいいくらい、さいとう先生の作品にインスパイアを受けてる。」 先日のウテナAN第二弾(テアトル新宿)での、幾原監督のこの発言( http://yuuki101percent.hatenablog.com/entry/2013/01/21/022749 )を聞い…

【青蛾館】寺山修司初期一幕劇 「犬神」

寺山修司 初期一幕劇連続上演「犬神」 演出=長野和文 出演=野水佐記子, 丹羽克子, 髙島美沙, こもだまり, 稲川実加 芹沢あい, 井口香, 長谷川哲朗, 岩倉金太郎, 鋤柄拓也・点滅 美術=亜飛夢 2月10日(日)14時の回を観劇。 幻想的な雅楽の調べと、不思議…

生誕100周年 中原淳一展

日本橋三越本店にて開催されている「生誕100周年記念 中原淳一展」に行ってきました。 下書きが残ったままの生の原稿、雑誌や人形の実物が多数展示されており、中原淳一の魅力あふれる展覧会でした。 中原淳一(1913~1983) 戦前から戦後にかけて、雑誌編集を…

星野リリィ直筆サイン入りアートグラフ「オトナアニメディアVol.2」

星野リリィ先生の「輪るピングドラム」アートグラフが届きました! アートグラフとはGofa( http://www.gofa.co.jp/ )製作のデジタル出力版画です。 昨年6月の『輪るピングドラム星野リリィアートワークス出版記念展』で購入。 http://yuuki101percent.hatena…

【感想】中村明日美子「君曜日 鉄道少女漫画2」 読むと機関車に乗りたくなる恋物語

中村明日美子先生の新刊「君曜日 鉄道少女漫画2」が発売になりました。 鉄道周辺のあれこれを舞台に展開するコミックス「鉄道少女漫画」。 同書に収録された「木曜日のサバラン」からスピンアウトしたアコちゃんと小平くんのお話しがコミックスに!! 中学生…

【青蛾館】寺山修司初期一幕劇「狂人教育」

ギラギラと煌く満月の光。 絶叫する狂人たちの祝祭。 青蛾館の「狂人教育」は、狂宴的な歌と踊りで観客をシビれさせ、「正気と狂気」について問いかけるようなミュージカルでした。 寺山修司 初期一幕劇連続上演「狂人教育」 構成・演出・美術=青木砂織 音楽…

『ノケモノと花嫁』の世界観に関連する映画作品

以前、ノケモノの世界に関連する音楽に関する エントリ- を書きました。 今回は映画についてです。 この作品の風変わりで独特な世界観はどのように成立しているのか。 コミックスあとがきや、過去のインタビュー及びイクニWEBの日記に登場した過去の映画作…

「帰ってきた寺山修司」世田谷文学館

世田谷文学館の企画展「帰ってきた寺山修司」に行って来ました。 世代を超えた多くのファンが来場しており、寺山人気の健在ぶりを実感しました。 「帰ってきた寺山修司」世田谷文学館 概要:寺山修司(1935~1983)が去ってから30年。戯曲の再演や映画上映な…

巨大タワーの煌き

20歳になった頃。 車の免許を取得して、友人と夜の東京をドライブをした。 首都高高架下をどこまでも走る。 ビルに覆われていた視界が急に開けて、巨大な東京タワーが目に飛び込んできた。 思わず息を飲んだ。 夜空に出現した、圧倒的な光彩を放つ巨大電波塔…

【青蛾館】寺山修司初期一幕劇「白夜」

青蛾館の「白夜」を観劇してきました。 北の大地の宿で一夜を過ごす男の物語。 白夜という題にふさわしく、狂おしい愛についての綺麗な話でした。 寺山修司 初期一幕劇連続上演「白夜」 構成・演出・美術=小林桂太 音楽=落合敏行 出演=神保良介,井内俊一,村…

池袋の街と輪るピングドラム

池袋の街はよく知っている方だと思う。 近所に数年間住んでいたし、毎日通っていた時期もあるからだ。 大震災の日も池袋のビルに居た。 都市機能が麻痺して電車が止まり国道沿いを歩いて帰った。 『輪るピングドラム』の放送を観ていた時、キャラクター達の…

演劇実験室◎万有引力「紙芝居活劇オペラ怪人フー・マンチュー」鮮烈な紅と黒。甦る黄禍の夢。

演劇実験室◎万有引力「紙芝居活劇オペラ怪人フー・マンチュー」のCD/DVDが発売されました。 少女革命ウテナが暗黒宝塚であるとするならば、怪人フーマンチューは暗黒探偵モノというべきでしょうか。 J・Aシーザーの見世物オペラの傑作です。 ■愛しき悪の組織 …

少女革命ウテナBlu-rayBOX上巻

爆音映画際での幾原監督の謎のコメントから半年。 少女革命ウテナBlu-ray上巻が発売になりました。 まだ映像は見れてないのですが、ファーストインプレッションです。 外箱は大人なデザインです。 渋めの本棚にさりげなく置かれていても違和感ない感じで、オ…

ウテナAN第2弾「少女革命ウテナAN黙示録」

テアトル新宿で開催された、ウテナAN第2弾に行って来ました。 Blu-ray BOX発売記念 少女革命ウテナ テアトル&シネ・リーブルAN黙示録 2013年1月19日(土) テアトル新宿 23:30会場 24:00開演 近日発売のBD上巻が展示されてました。 御影草時と千唾馬宮!!…

ノケモノと花嫁55話感想 星に願いを~ピノキオと磁器人形(ビスクドール)の祈り

KERA2013年3月号掲載の「ノケモノと花嫁 THE MANGA 第55回」の感想です。 KERA! (ケラ) 2013年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ発売日: 2013/01/16メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログを見る ネタバレ全開…

性別なんてなければ僕らはずっと一緒に居られたのにね(ふみふみこ「そらいろのカニ」)

幾原監督が帯コメントを書かれたふみふみこさんの「そらいろのカニ」。 購入してから少し時間がたちましたが感想を書きます。 何度も何度も、出会いと別れを繰り返す「カイ」と「エビ」。 時代や姿形、性別が違っても惹きよせられてしまうのは運命か? それ…

ウテナに影響を与えたと考えられるアート作品(マニアックネタ)

ウテナへつながるアートの系譜 少女革命ウテナの世界観やキャラクター設定等は、過去の芸術作品や神話等が膨大に引用されていることが知られています。 ヘッセの「デミアン」や、過去の漫画・アニメ作品、天井桟敷や北村想の舞台、中原淳一の絵本や数々の映…

2012年を振り返る4(ラスト)

ウテナ・ピングドラムの一年を振り返るエントリーの最後です。 未投稿の過去イベントを思い出しながら書いています。 5月3日 J・Aシーザーコンサートwith演劇実験室◎万有引力「山に上りて告げよ」 少女ウテナの決闘曲に曲提供をしたJ・Aシーザーのコンサー…

2012年を振り返る3(ピングウェーブ大阪・監督ゆかりの地ツアー他)

ウテナ・ピングドラム関連の一年を振り返るエントリーの続きです。 大阪遠征編です。 4月28日(土)ピングウェーブ大阪 当初は参加しない予定だった大阪ピングウェーブ。 しかしナンジャタウンの生観覧を見逃した悲しさから、補欠申込をしたところ、まさかの…

2012年を振り返る2(サンシャイン水族館他)

ウテナ・ピングドラム関連の一年の出来事を振り返るエントリーの続きです。 3月27日(火) ピングウェーブ放送 この日、いつものようにTwitterを立ち上げたところ、ピングドラムTLが大騒ぎになっていました。 なにごとかと思って確認したところ、USTREAMで「…

チュチュのぬいぐるみとウテナ展覧会(コミケ83レポ)

チュチュのぬいぐるみがコミケ83で発売されました!!! 購入レポです。 【商品情報】このtwitterにも登場しているチュチュのぬいぐるみをコミケにて販売します!コミケ83スターチャイルドブースにて。300体限定で予価3000円です。カシラカ…

ピングベア続報と物語の予想についての話

ティーザーサイトの更新がまだかなという声 なかなか更新されないピングベアのティーザーサイト。 http://www.penguinbear.com/ 「なんか変わったかな」とほのかな期待をして訪問するものの、なかなか次の情報はきません。 ツイッターで検索をかけると、多く…

2012年を振り返る(1月~3月)

2012年のピングドラム・ウテナ関連の出来事等のまとめです。 2012年 1月8日(日) 聖地巡礼 仲の良くしてもらってるピングドラムのフォロワーさん達と聖地荻窪を巡礼してきました。 それまでタイムライン上ではやりとりしていたものの、会うのは初だったので…

一年間を振り返る(昨年末~)

2012年も終わりになろうとしています。 去年の12月23日は「輪るピングドラム」の関東TBS最終回の日でした。 早いものでもう1年。 この一年のピングドラム・ウテナ関連の出来事を整理してみます。 昨年末(2011年末) 12月18日(日) 大こそピン祭 阿佐ヶ谷LOFT…

「小林七郎展」空気と空間を描くということ

杉並アニメーションミュージアムで開催中の「小林七郎展-空気を描く美術-」に行って来ました。 『アニメーション美術監督 小林七郎展 -空気を描く美術-』 http://www.sam.or.jp/kikaku.php テレビアニメ草創期からアニメーション美術のトップランナーで…

STARCHILD☆PASELAカフェ

12月8日の土曜日。 ウテナAN上映会の前に、秋葉原パセラリゾーツで開催中の「STARCHILD☆PASELAコラボレーションカフェ」に行って来ました。 【コラボタウン パセラボ】スターチャイルド×パセラカフェ http://www.paselabo.tv/collabotown/starchild/index.ht…

「少女革命ウテナAN上映会カシラ」レポ2

前回の続きです。 詳細なレポがニュースサイトにアップされたので、こちらではファンの立場からの感想を中心に書いていこうと思います。当日のトーク内容等については下記のサイトを参照してください。 川上とも子は誰よりも少女革命ウテナだ。今も輝いてい…

「少女革命ウテナAN上映会カシラ」レポ1

新宿テアトルで12月8日に開催された「少女革命ウテナ・テアトルAN上映会カシラ」のレポです。 テアトル新宿は落ち着いた雰囲気のシアター。 全国から集結した熱心なウテナファンで溢れていました。 劇場の入口にツイッターでおなじみのチュチュが展示されて…

【ノケモノと花嫁】愛された記憶とそれを求める子供達の物語

ノケモノと花嫁についての考察です。 あくまで一読者の考えです。 ネタバレを大量に含みます。 ネタバレ注意 有栖川の正体は不思議の国のアリス人形。イタルとヒツジの正体は? KERA12月号を読んで以来、「もしかしたらイタルとヒツジも人形なのでは?」 と…

【少女革命ウテナ】BD-BOX発売&オールナイトイベント開催!

ついに、ついに、ついに ウテナのBD-BOXが来年1月23日に発売されます! 詳細についてはチュチュの↓のツイッターアカウントを参照してください。 こんにちは!1月23日発売の「少女革命ウテナBlu-ray BOX」情報twitterです。ときどき大事なこともつぶやきまチ…

【KERA12月号】 世羅と兎河ギンの錯綜する世界。いずれが語る世界が現実なのか

以下ネタバレ含みますので、未読の方は注意してください。 ネタバレ注意 やられました。 11月号で一旦オチがついたと思っていたところに、まさかのドンデン返し。 時空を超えてつながる点と点。 兎河ギンの独白で始まった52話までの過去回想章は、終わってみ…

【KERA11月号ノケモノの花嫁 】回想編終了?今後の展開は?

KERA11月号の感想 ネタバレ満載なので未読のかたは注意してください。 兎河ギンと麒麟塚イタルの過去物語に区切りが着きました。 ニュース報道によると、ギンと母親の死亡は母親による無理心中事件として処理されるようです。 母親がギンを殺害した後に自殺…

「Aの劇場」入手しました。

素晴らしいの一言。 2400円と値段は高いですが、豪華装丁とオールカラー印刷は正解だと思います。 多くの人に作品を知ってもらうためには、廉価な普及版があって良いのかもしれません。しかし、この作品は、1ページ1ページ絵の美しさとセリフの面白さを溜息…

ピングベア続報?お姫様の謎のデザイン画(星野リリィ先生・幾原監督のツイートより)

星野リリィ先生のツイッターで、謎のお姫様のデザイン画が公開され、ピングベアに関連があるのではないかと話題になっています。 お姫様のつもりの謎デザインを仕上げてみました。 bit.ly/P8m7M0 — 星野リリィさん (@hoshino_lily) 8月 25, 2012 セクシー謎…

(KERA10月号) ノケモノと花嫁の衝撃展開と今後について考える

ノケモノと花嫁のネタバレ満載です。 今月号のKERAを未読の方は注意してください。 (ネタバレ注意) まさかまさかの展開でした。 心臓が凍りつく、恐るべき惨劇。 無抵抗の者に対するに慈悲なき暴力。 まさかないだろうと思っていた領域へとわずか数ページ…

KERA10月号 Aの劇場発売記念スペシャル

今月号のKERAは、ノケモノと花嫁がまさかまさかの超展開でしたね。 まさかここまで踏み込むとは・・・想像の範囲外でした。 今後の展開を左右するRUNAWAY51についてはまた別に書きたいと思います。 さて、27日に発売の迫った「Aの劇場」。 KERAでも特集ペー…

LE THEATRE DE A(Aの劇場)

中村明日美子先生の新刊が発売になります。 LE THEATRE DE A(Aの劇場) LE THÉÂTRE DE A ~Aの劇場~作者: 中村明日美子出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ発売日: 2012/08/27メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 59回この商品を含むブロ…

「透明な嵐」とイタルの母親の「鉛色の雲」

ピングベアの次の情報が待ちきれない! 謎のページ(http://www.penguinbear.com/)が公開されてから、ワクワクの日々が続いています。 追加情報をもとめて、一日に何度もサイトを訪問してしまうありさま。 アニメなのか?他のメディアなのか?アニメならば劇…

ノケモノと花嫁・3巻までの謎について考える

ノケモノと花嫁について、以前から謎に思ってることが3つあります。 ①キリンの血とは何なのか? ②35話以降の話は現実の世界なのか? ③裁縫道具を貸してくれた女の子の正体は誰? 読むたびに深まるこの謎について、今回は考えてみたいと思います。 ①キリンの…

夏の聖地巡礼(荻窪~東高円寺~神谷町)

先週の話になりますが、仲良くさせてもらってるフォロワーさん達と聖地巡礼にいってきました。 iPhoneアプリ「撮影戦略」で写真も撮ってきたのでご紹介。 荻窪の味三ちゃん。 店主さん曰く、一時期ほど多くはないそうですが、今でもピングドラムファンが来店…

ノケモノと花嫁に登場する実在の曲リスト

漫画を読む時のBGMは物語の世界に入り込むための大事な要素です。 しかしノケモノと花嫁はまだアニメ化はされてないので、ピングドラムやウテナのようなサウンドトラックはありません。シェルブリットのようなイメージアルバムもリリースされていません。 で…

輪るピングドラム一周年

昨日7月7日は「輪るピングドラム」第1話がMBSで放送された2011年7月7日からちょうど1周年でした。 ということで、ピングドラムクラスタでお祝い企画を行いました。 その名も「勝手に再放送」。 日付の変わった深夜0時になったら、手持ちの映像ソフトを再生し…

『爆音映画祭ウテナ』で13年前の感動に再会

ついに、ついに、行って来ました。 爆音映画祭『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』! どれだけこの日を待ったことでしょう。 爆音映画祭の存在を知った去年の12月以来、リクエスト作品として決定~上映当日まで、およそ半年になりますか。 ファンの願い…

「輪るピングドラム 星野リリィ アートワークス出版記念展」

星野リリィ先生のアートワークス出版記念展に行ってきました。 GWの大阪のピングウェーブ以来久しぶりのピングドラム関連のイベントです。 本当は初日23日に開場と同時に突撃しようと思ったのですが、日頃の疲れから起きたら10時半というありさま。 ツイッ…

ギンはいかに「燃えるキリン」の設立にいたったか

3巻のネタバレ大量に含みますので注意してください。 ノケモノ3巻面白いですね。 2巻までのロードムービーのようなノリから、一転してギンナジウム物のような学園物へ。 ギンとアリス、イタルに絞って人物描写がされるため、彼らの心情が痛いくらいに伝わ…

ノケモノと花嫁1巻のあらすじを整理

「ノケモノと花嫁」アニメイト限定版の3巻を購入しました。 2巻の限定版も在庫があったのでゲッツ。 黒い表紙の2巻も好きですが、ヒツジとイタルが傘をさして歩いているアニメイト限定カバーは可愛いですね。 ファビュラスなアニメイト限定カバー。1巻も欲し…

爆音映画祭『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』

吉祥寺バウスシアターで開催される爆音映画祭。 『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』が6月30日と7月3日に上映されます。 爆音映画祭とは通常の映画用の音響設備ではなく音楽ライブ用の音響セッティングを行い、限界までボリュームを上げた「爆音上映」…

「THE MANGA」と「小説版」の関係。そして幾原監督の語るテーマ。

「ノケモノと花嫁 THE MANGA」3巻の発売を記念して、紹介記事を書きます。 「ノケモノと花嫁THE MANGA」とは 雑誌KERAにて連載中のロリータ・ハードボイルド漫画。原作:幾原邦彦×マンガ:中村明日美子のコラボレーションにより2007年9月号より連載開始。 「…