101%メモ

幾原邦彦作品等について語るブログ

池袋の街と輪るピングドラム

池袋の街はよく知っている方だと思う。 近所に数年間住んでいたし、毎日通っていた時期もあるからだ。 大震災の日も池袋のビルに居た。 都市機能が麻痺して電車が止まり国道沿いを歩いて帰った。 『輪るピングドラム』の放送を観ていた時、キャラクター達の…

演劇実験室◎万有引力「紙芝居活劇オペラ怪人フー・マンチュー」鮮烈な紅と黒。甦る黄禍の夢。

演劇実験室◎万有引力「紙芝居活劇オペラ怪人フー・マンチュー」のCD/DVDが発売されました。 少女革命ウテナが暗黒宝塚であるとするならば、怪人フーマンチューは暗黒探偵モノというべきでしょうか。 J・Aシーザーの見世物オペラの傑作です。 ■愛しき悪の組織 …

少女革命ウテナBlu-rayBOX上巻

爆音映画際での幾原監督の謎のコメントから半年。 少女革命ウテナBlu-ray上巻が発売になりました。 まだ映像は見れてないのですが、ファーストインプレッションです。 外箱は大人なデザインです。 渋めの本棚にさりげなく置かれていても違和感ない感じで、オ…

ウテナAN第2弾「少女革命ウテナAN黙示録」

テアトル新宿で開催された、ウテナAN第2弾に行って来ました。 Blu-ray BOX発売記念 少女革命ウテナ テアトル&シネ・リーブルAN黙示録 2013年1月19日(土) テアトル新宿 23:30会場 24:00開演 近日発売のBD上巻が展示されてました。 御影草時と千唾馬宮!!…

ノケモノと花嫁55話感想 星に願いを~ピノキオと磁器人形(ビスクドール)の祈り

KERA2013年3月号掲載の「ノケモノと花嫁 THE MANGA 第55回」の感想です。 KERA! (ケラ) 2013年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ発売日: 2013/01/16メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログを見る ネタバレ全開…

性別なんてなければ僕らはずっと一緒に居られたのにね(ふみふみこ「そらいろのカニ」)

幾原監督が帯コメントを書かれたふみふみこさんの「そらいろのカニ」。 購入してから少し時間がたちましたが感想を書きます。 何度も何度も、出会いと別れを繰り返す「カイ」と「エビ」。 時代や姿形、性別が違っても惹きよせられてしまうのは運命か? それ…

ウテナに影響を与えたと考えられるアート作品(マニアックネタ)

ウテナへつながるアートの系譜 少女革命ウテナの世界観やキャラクター設定等は、過去の芸術作品や神話等が膨大に引用されていることが知られています。 ヘッセの「デミアン」や、過去の漫画・アニメ作品、天井桟敷や北村想の舞台、中原淳一の絵本や数々の映…

2012年を振り返る4(ラスト)

ウテナ・ピングドラムの一年を振り返るエントリーの最後です。 未投稿の過去イベントを思い出しながら書いています。 5月3日 J・Aシーザーコンサートwith演劇実験室◎万有引力「山に上りて告げよ」 少女ウテナの決闘曲に曲提供をしたJ・Aシーザーのコンサー…

2012年を振り返る3(ピングウェーブ大阪・監督ゆかりの地ツアー他)

ウテナ・ピングドラム関連の一年を振り返るエントリーの続きです。 大阪遠征編です。 4月28日(土)ピングウェーブ大阪 当初は参加しない予定だった大阪ピングウェーブ。 しかしナンジャタウンの生観覧を見逃した悲しさから、補欠申込をしたところ、まさかの…

2012年を振り返る2(サンシャイン水族館他)

ウテナ・ピングドラム関連の一年の出来事を振り返るエントリーの続きです。 3月27日(火) ピングウェーブ放送 この日、いつものようにTwitterを立ち上げたところ、ピングドラムTLが大騒ぎになっていました。 なにごとかと思って確認したところ、USTREAMで「…

チュチュのぬいぐるみとウテナ展覧会(コミケ83レポ)

チュチュのぬいぐるみがコミケ83で発売されました!!! 購入レポです。 【商品情報】このtwitterにも登場しているチュチュのぬいぐるみをコミケにて販売します!コミケ83スターチャイルドブースにて。300体限定で予価3000円です。カシラカ…

ピングベア続報と物語の予想についての話

ティーザーサイトの更新がまだかなという声 なかなか更新されないピングベアのティーザーサイト。 http://www.penguinbear.com/ 「なんか変わったかな」とほのかな期待をして訪問するものの、なかなか次の情報はきません。 ツイッターで検索をかけると、多く…

2012年を振り返る(1月~3月)

2012年のピングドラム・ウテナ関連の出来事等のまとめです。 2012年 1月8日(日) 聖地巡礼 仲の良くしてもらってるピングドラムのフォロワーさん達と聖地荻窪を巡礼してきました。 それまでタイムライン上ではやりとりしていたものの、会うのは初だったので…

一年間を振り返る(昨年末~)

2012年も終わりになろうとしています。 去年の12月23日は「輪るピングドラム」の関東TBS最終回の日でした。 早いものでもう1年。 この一年のピングドラム・ウテナ関連の出来事を整理してみます。 昨年末(2011年末) 12月18日(日) 大こそピン祭 阿佐ヶ谷LOFT…

「小林七郎展」空気と空間を描くということ

杉並アニメーションミュージアムで開催中の「小林七郎展-空気を描く美術-」に行って来ました。 『アニメーション美術監督 小林七郎展 -空気を描く美術-』 http://www.sam.or.jp/kikaku.php テレビアニメ草創期からアニメーション美術のトップランナーで…

STARCHILD☆PASELAカフェ

12月8日の土曜日。 ウテナAN上映会の前に、秋葉原パセラリゾーツで開催中の「STARCHILD☆PASELAコラボレーションカフェ」に行って来ました。 【コラボタウン パセラボ】スターチャイルド×パセラカフェ http://www.paselabo.tv/collabotown/starchild/index.ht…

「少女革命ウテナAN上映会カシラ」レポ2

前回の続きです。 詳細なレポがニュースサイトにアップされたので、こちらではファンの立場からの感想を中心に書いていこうと思います。当日のトーク内容等については下記のサイトを参照してください。 川上とも子は誰よりも少女革命ウテナだ。今も輝いてい…

「少女革命ウテナAN上映会カシラ」レポ1

新宿テアトルで12月8日に開催された「少女革命ウテナ・テアトルAN上映会カシラ」のレポです。 テアトル新宿は落ち着いた雰囲気のシアター。 全国から集結した熱心なウテナファンで溢れていました。 劇場の入口にツイッターでおなじみのチュチュが展示されて…

【ノケモノと花嫁】愛された記憶とそれを求める子供達の物語

ノケモノと花嫁についての考察です。 あくまで一読者の考えです。 ネタバレを大量に含みます。 ネタバレ注意 有栖川の正体は不思議の国のアリス人形。イタルとヒツジの正体は? KERA12月号を読んで以来、「もしかしたらイタルとヒツジも人形なのでは?」 と…

【少女革命ウテナ】BD-BOX発売&オールナイトイベント開催!

ついに、ついに、ついに ウテナのBD-BOXが来年1月23日に発売されます! 詳細についてはチュチュの↓のツイッターアカウントを参照してください。 こんにちは!1月23日発売の「少女革命ウテナBlu-ray BOX」情報twitterです。ときどき大事なこともつぶやきまチ…

【KERA12月号】 世羅と兎河ギンの錯綜する世界。いずれが語る世界が現実なのか

以下ネタバレ含みますので、未読の方は注意してください。 ネタバレ注意 やられました。 11月号で一旦オチがついたと思っていたところに、まさかのドンデン返し。 時空を超えてつながる点と点。 兎河ギンの独白で始まった52話までの過去回想章は、終わってみ…

【KERA11月号ノケモノの花嫁 】回想編終了?今後の展開は?

KERA11月号の感想 ネタバレ満載なので未読のかたは注意してください。 兎河ギンと麒麟塚イタルの過去物語に区切りが着きました。 ニュース報道によると、ギンと母親の死亡は母親による無理心中事件として処理されるようです。 母親がギンを殺害した後に自殺…

「Aの劇場」入手しました。

素晴らしいの一言。 2400円と値段は高いですが、豪華装丁とオールカラー印刷は正解だと思います。 多くの人に作品を知ってもらうためには、廉価な普及版があって良いのかもしれません。しかし、この作品は、1ページ1ページ絵の美しさとセリフの面白さを溜息…

ピングベア続報?お姫様の謎のデザイン画(星野リリィ先生・幾原監督のツイートより)

星野リリィ先生のツイッターで、謎のお姫様のデザイン画が公開され、ピングベアに関連があるのではないかと話題になっています。 お姫様のつもりの謎デザインを仕上げてみました。 bit.ly/P8m7M0 — 星野リリィさん (@hoshino_lily) 8月 25, 2012 セクシー謎…

(KERA10月号) ノケモノと花嫁の衝撃展開と今後について考える

ノケモノと花嫁のネタバレ満載です。 今月号のKERAを未読の方は注意してください。 (ネタバレ注意) まさかまさかの展開でした。 心臓が凍りつく、恐るべき惨劇。 無抵抗の者に対するに慈悲なき暴力。 まさかないだろうと思っていた領域へとわずか数ページ…

KERA10月号 Aの劇場発売記念スペシャル

今月号のKERAは、ノケモノと花嫁がまさかまさかの超展開でしたね。 まさかここまで踏み込むとは・・・想像の範囲外でした。 今後の展開を左右するRUNAWAY51についてはまた別に書きたいと思います。 さて、27日に発売の迫った「Aの劇場」。 KERAでも特集ペー…

LE THEATRE DE A(Aの劇場)

中村明日美子先生の新刊が発売になります。 LE THEATRE DE A(Aの劇場) LE THÉÂTRE DE A ~Aの劇場~作者: 中村明日美子出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ発売日: 2012/08/27メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 59回この商品を含むブロ…

「透明な嵐」とイタルの母親の「鉛色の雲」

ピングベアの次の情報が待ちきれない! 謎のページ(http://www.penguinbear.com/)が公開されてから、ワクワクの日々が続いています。 追加情報をもとめて、一日に何度もサイトを訪問してしまうありさま。 アニメなのか?他のメディアなのか?アニメならば劇…

ノケモノと花嫁・3巻までの謎について考える

ノケモノと花嫁について、以前から謎に思ってることが3つあります。 ①キリンの血とは何なのか? ②35話以降の話は現実の世界なのか? ③裁縫道具を貸してくれた女の子の正体は誰? 読むたびに深まるこの謎について、今回は考えてみたいと思います。 ①キリンの…

夏の聖地巡礼(荻窪~東高円寺~神谷町)

先週の話になりますが、仲良くさせてもらってるフォロワーさん達と聖地巡礼にいってきました。 iPhoneアプリ「撮影戦略」で写真も撮ってきたのでご紹介。 荻窪の味三ちゃん。 店主さん曰く、一時期ほど多くはないそうですが、今でもピングドラムファンが来店…