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幾原邦彦作品等について語るブログ

『爆音映画祭ウテナ』で13年前の感動に再会

ついに、ついに、行って来ました。

爆音映画祭『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』!

 

どれだけこの日を待ったことでしょう。

爆音映画祭の存在を知った去年の12月以来、リクエスト作品として決定~上映当日まで、およそ半年になりますか。

 

ファンの願いで実現した爆音上映。

昨日は当日券を求めて早朝から多くの方が行列したと聞きます。チケットもオークションで高値がついたとか。リクエスト獲得票の圧倒的多さといい、まだまだウテナ人気は健在ですね。

 

 

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会場の様子

開演前のバウスシアター前は多くのウテナファンの熱気であふれてました。

ピングドラム関係のイベント等で仲良くなったフォロワーさん達とお話をしていたら開場の時間に。

 

シアター内は「絶対運命黙示録」「truth」が流れてました。徐々にたかまるムード。そして「光さす庭」が流れた時にはどよめきが!もちろん全席満席です。

 

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 噂のライブ用の音響装置。

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ウテナグッズとして購入した薔薇の生花とサンちゃん。

 

爆音上映の感動

爆音上映といっても、耳が痛くなるような爆発的な音量ではありませんでしたが、音圧と迫力はやはり凄いものがありました。

特に風を斬る音や、着地した際の効果音等が身体にズシリと響き、映像の鮮烈さを何倍にも増幅していたように思います。感動の毛穴が開く感じとでもいいましょうか。これまで好きだったシーンはもちろん更に良くなってましたし、それほど重要視していなかったカットが、音の鮮烈さで圧倒されるようなことが度々ありました。特に決闘シーンが素晴らしかったです。西園寺との決闘等は一つ一つのアクションがすばらしく、自分が普段観ているものとは同じ映像とは思えないくらい、大迫力に満ちていました。自宅の音響環境を整えたい気分になります。

 

上映終了後は場内から自然に拍手が起こりました。

 

ここでなんと、幾原監督が場内に来ていることがアナウンスされ、幾原監督がステージに登場。

TLでフォロワーさんから監督と池田P、越阪部さんが来てるとの情報はゲッツしてたのですが、まさか舞台挨拶があるとは。驚きました。

 

幾原監督の舞台挨拶

監督の挨拶の内容は下記のようなものでした。

・今日来てくれたみなさんの顔を見たくて舞台に立ったこと

・1999年の夏に全国公開された映画で、正直今だに席を満席にできる作品になるとはその当時は思ってなかったこと

・ちょっとは思ってたこと(場内笑)

・今だにちょっと直したいところや、ここムリムリだと思うシーンがあって、今日も見ていて恥ずかしくって目をふせてしまったこと

 ・川上とも子の声が大スクリーンで聞けるのは良いと思ったこと

・当時の製作の思い出で、クライマックスのオールヌードのところでバストトップがあるかないかでずいぶん揉めたこと

・監督はバストトップがあるとそこに目がいって別なキモチになるから無い方がよいと思っていたけれど、絶対ないとダメだって言ってる人がいて、その人は昔銀河鉄道999メーテルが温泉に入ってるシーンでそれがなくて凄くがっかりしたこと

・そのためあるかないかで凄いもめたこと

・女性陣の意見で、あると気が散るということでこれに落ち着いが、いまだに悩むこと。

 

コメンタリー等でもおなじみのいつもの面白トークでしたが、川上とも子さんの話の時は、やはりトーンが違うように感じました。

ここまでしゃべったところで監督がおもむろに

「ここで皆様に重大なお知らせが。」

と述べたため、場内は何が発表されるのかと緊張が走りました。

「いよいよBlue・・・」

(場内:え、ブルーレイ?ざわざわ。)

「ブルー・・・」

(場内:ブルーレイなのか?ざわざわ)

「ブルーマンショーってさ・・・」

(ズコーッ)

「終わり。またね!」

(場内:エー)

 
舞台から足早に消えていく監督。

映画館の外にいたフォロワーさんは、帽子を被った幾原監督が走って出て行くところを目撃したそうです。

 

果たしてウテナのブルーレイ版が発売になるのでしょうか。

時期がいつ?価格は?

続報が楽しみです。